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another morning

生きるように、綴ること。綴るように、生きること。

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短歌ドリル ―五十音ナイフ―

1. 毒薬にかわる濃度の残虐を込めてしゅるしゅる麦酒は注ぐ

2. 沿線の桜すべてを所有して咲き誇るほど薄墨と呼ぶ

3. 五十音すべてナイフになるようでこんな日の嘘思いつかない

4. そんなんじゃなかったんだよアメフラシ身体中から涙を流す

5. 夕明かり長く影引くひとの横Absoluteであろうとおもう

【題詠blog2014用メモ】
026:応/
時間=距離÷はやさ 生きていく理由を応用問題として

027:炎/
バス停にふたり言葉は少なくて胸で生まれた炎素を放つ

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5+2首。

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短歌ドリル ―Hi! Funny Bunny!!―

わたくしの墓地というならこの海の波のまにまに残ることばを

青柳の www.なる夢ありて1000年あとの"author unknown"(よみ人しらず)

あの町ではぐれてしまったベルーガは海で楽しくしてるだろうか

おじさんはナミブ砂漠の産みたての朝日を浴びて舌を筋トレ

【題詠blog2014用メモ】
016:捜/
自転車じゃ隣の星も遠すぎる 捜してほしい 迷子になれない

017:サービス/
夕映えにあの子達とのカラオケのサービス券の紙吹雪舞う

018:援/
科学部のこじんまりした声援が背中に届く Hi! Funny Bunny!!

019:妹/
秘密だよ?いっこ違いの妹はイグアナとして海で生きてる

020:央/
自転から放り出されて鳩のえさ持って中央公園へいく

021:折/
折るという字は似てるから色つきのナイアガラみたく鶴がこぼれる

022:関東/
「関東を直撃します」そんなこと言っていっつも逃げてくくせに

023:保/
保健室へ転校生を導いて(知ってる、今日が終わりの始まり)

024:維/
維管束知らず色みず吸いあげて「ハイル、ヒトラー…?」つぶやいて咲く

025:がっかり/
がっかりとサムギョプサルを見比べて「君がそんなことを言うなんてサムギョプサルだ」

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4+10首。サボってしまっていました。題詠準備、1/4完了です。

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短歌ドリル ―剣の君へ―

1. 罪でなく借りでもなくて光りいるあのどたばたのあの静謐の

2. 波高く何も言えずに放された手は空をかき青、青ばかり

3. ドーナツの穴に天使がいるように不在のしめす優しさを噛む

4. 同じ根に二人そろってつまずいたくらくら鳥も笑っていたね

5. 君にあげる青いガラスの薬瓶 月は三廻り光を吐いて

6. 預けられた剣は砕け荒廃をみずからとして草原に立つ

7. こんなにも糸はふつんと絶ちきられ言葉もなくて夜空をめくる

8. 伝書ばと言葉ひとつが届くなら 火山のようにきみを待ちます

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8首。これの続き。
3首めは、本日の空き地歌会に提出させて頂きました。
いろいろ考えて、ていねいに読んで頂けて大変幸せでした。

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短歌ドリル ―白桃ののむヨーグルト―

1. 茫々とロングトーンは降り注ぎ揺らぐ夕日の春の内庭

2. はっさくに人差し指を突き立ててめりめりと剥く地球のつもりで

【題詠blog2014用メモ】
011:錆
風の日に空を引っ掻くアンテナも錆びるよりかは折れたいはずだ

012:延
ドナーカードにまるをするにはまだ何も知らない気して先延ばしする

013:実
春という虚実はあわく混ざり合い白桃ののむヨーグルト飲む

014:壇
北門の傍の花壇に水を撒くひとりっきりの虹を見るため

015:艶
「地震だ」と言えばテレビをつけながら「大きいの?」と艶やかな声

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2+5首。そろそろワンパターンになってきたのでお休みを入れようか。

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短歌ドリル ―甘い銃口―

1. 銃口は甘くかすかに震えおり永遠である一時の間に

2. 10月のくらやみおとこは焼き芋をレンジで焼いて一人で食べる

【題詠blog2014用メモ】
006:員
夏みかんジュース片手に文化祭実行委員はサドルを高く

007:快
たくさんのギフトをもらう子もあって気づきはじめた本日快晴

008:原
落っこちた消しゴムのこといつまでも原始人みたいだね わたしたち

009:いずれ
いずれかの夕日を選ぶものらしい酸っぱいほうと味のないほう

010:倒
打倒、うさぎ。打倒、月よう。三つ編みを萎れさせる現実のすべて。

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2+5首。題詠blog準備引き続き進行中。

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プロフィール

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かるら
自己紹介:
秋山生糸/かるら。1985年生まれ。女性。ブログを通じていろいろな方々と交流していきたいと思っていますので、コメントなどぜひお気軽に残していってください。
2013年12月より短歌1日10首目指して更新中です。

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