another morning
生きるように、綴ること。綴るように、生きること。
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短歌ドリル ―パトラッシュ―
1. もうぼくは疲れたんだよパトラッシュではなく君はイマジネーション
2. 運が良い自覚はあって霧ヶ峰つめたい風が降ってくるんだ
3. 新しいタオルでからだ拭くようなくすぐったさで言葉を交わす
4. きみはあれだ夜店でたまに混じってたスーパーボールの飛ばないやつだ
5. 明日にはきみは変わってしまうのだ 花びらをひとつひそかに食べる
6. オレンジの皮に慰められている水パイプでも喉を傷めて
7. 空になるときのシャンプーみたいだね ぎゅっと呻いてえずいて枯れて
==========================================================
7首。引き続き苦しい。
2. 運が良い自覚はあって霧ヶ峰つめたい風が降ってくるんだ
3. 新しいタオルでからだ拭くようなくすぐったさで言葉を交わす
4. きみはあれだ夜店でたまに混じってたスーパーボールの飛ばないやつだ
5. 明日にはきみは変わってしまうのだ 花びらをひとつひそかに食べる
6. オレンジの皮に慰められている水パイプでも喉を傷めて
7. 空になるときのシャンプーみたいだね ぎゅっと呻いてえずいて枯れて
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7首。引き続き苦しい。
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短歌ドリル ―拡大宇宙―
1. さっきあなたが掃除機で吸ったあの白いあれがあたしの約束でした
2. 飛び込んでリンクをたどれ ちょうどいい温度の水で呼吸するため
3. 寝室の時計の横に並び立つぬいぐるみたちのためのにんげん
4. 端っこに新たに生まれくる宇宙(きっと冷たくまっさらな闇)
5. ここはそう拡大宇宙 だからみんなだんだん遠くなっていくのね
6. バスルームのとびらの外の星雲をさみしさだけがつきぬけている
7. この前も来ていた検針票が来てひとりはいやだと床に転がる
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7首。書けないような気もするけど書いている。
2. 飛び込んでリンクをたどれ ちょうどいい温度の水で呼吸するため
3. 寝室の時計の横に並び立つぬいぐるみたちのためのにんげん
4. 端っこに新たに生まれくる宇宙(きっと冷たくまっさらな闇)
5. ここはそう拡大宇宙 だからみんなだんだん遠くなっていくのね
6. バスルームのとびらの外の星雲をさみしさだけがつきぬけている
7. この前も来ていた検針票が来てひとりはいやだと床に転がる
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7首。書けないような気もするけど書いている。
短歌ドリル ―ユーモレスク―
A ファ#は木立を映すさざ波の緑のためソ♭になる
A'' とりどりの丸い小石を跳びわたる遊びみたいに弾む黒鍵
B 「ダメじゃない」幼馴染みは昨日より毎日少し美しくなる
A'''' Where are you from? 花咲く果樹のまぼろしの田園(むら)をひとつの答えとしたい
C ボール投げの途中壊した壁をあいつは俺が知らない間に直した
C'' 午前4時ドヴォルザークの郷愁を決然として携えて行く
A* まろやかに丘に沿う柵そらまめになって羊と眠りたい午後
B'' ジャズ、ロック、楽器と言葉、肌の色、誰にも帰る家があること
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8首。タイトル通り。難易度が高すぎた。
改作メモ
ファ#は木立を映すさざ波の隣人のためソ♭になる
A'' とりどりの丸い小石を跳びわたる遊びみたいに弾む黒鍵
B 「ダメじゃない」幼馴染みは昨日より毎日少し美しくなる
A'''' Where are you from? 花咲く果樹のまぼろしの田園(むら)をひとつの答えとしたい
C ボール投げの途中壊した壁をあいつは俺が知らない間に直した
C'' 午前4時ドヴォルザークの郷愁を決然として携えて行く
A* まろやかに丘に沿う柵そらまめになって羊と眠りたい午後
B'' ジャズ、ロック、楽器と言葉、肌の色、誰にも帰る家があること
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8首。タイトル通り。難易度が高すぎた。
改作メモ
ファ#は木立を映すさざ波の隣人のためソ♭になる
突発題詠 ―月の海短歌―
1. 月の大地へ一脚を突き立ててフォトジェニックな南の海よ
2. 人間がすこし苦手な数学者かけ算で観るモスクワの海
3. 晴れの海おもいだすとき泣きながら白く収束していく翼
4. 善良の湖という波ひとつなく風もなく水がないので
5. うす藍の露の入江(Sinus Roris)を漕ぎいでる舟よわたしを灯台として
6. 神酒の海ディオニューソスは微笑んで酔ったいるかの背をなでている
7. 病者ひとり賢者の海を指して行くまだ見も知らぬ傷を求めて
8. 「信頼の入江できみと暮らしたい」ほんとは愛の入江で寝たい
9. 泡が湧き潰れるときに語り出すわたしのうちの腐敗の沼よ
10. 夢満ちてかがやいたまま鵲のからだ重なる死の湖に
11. 忘却の湖なんて飛び込んで頭を打つだけだからおやめ
12. いたずらなカメラ片手に日曜日きみと行くなら未開の入江
13. ペンギンが飛んでるようなフンボルト海でそいつに会ってしまった!
+1. 五十年あとに静かの海に立ち もう一度言う(しんしんと星)
================================
高島津さんと突発で始めた題詠。脊髄反射で詠んでいくのはとても楽しかったです。
Twitterにあげたものから少しだけ手を入れ、+1首しました。
2. 人間がすこし苦手な数学者かけ算で観るモスクワの海
3. 晴れの海おもいだすとき泣きながら白く収束していく翼
4. 善良の湖という波ひとつなく風もなく水がないので
5. うす藍の露の入江(Sinus Roris)を漕ぎいでる舟よわたしを灯台として
6. 神酒の海ディオニューソスは微笑んで酔ったいるかの背をなでている
7. 病者ひとり賢者の海を指して行くまだ見も知らぬ傷を求めて
8. 「信頼の入江できみと暮らしたい」ほんとは愛の入江で寝たい
9. 泡が湧き潰れるときに語り出すわたしのうちの腐敗の沼よ
10. 夢満ちてかがやいたまま鵲のからだ重なる死の湖に
11. 忘却の湖なんて飛び込んで頭を打つだけだからおやめ
12. いたずらなカメラ片手に日曜日きみと行くなら未開の入江
13. ペンギンが飛んでるようなフンボルト海でそいつに会ってしまった!
+1. 五十年あとに静かの海に立ち もう一度言う(しんしんと星)
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高島津さんと突発で始めた題詠。脊髄反射で詠んでいくのはとても楽しかったです。
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プロフィール
HN:
かるら
自己紹介:
秋山生糸/かるら。1985年生まれ。女性。ブログを通じていろいろな方々と交流していきたいと思っていますので、コメントなどぜひお気軽に残していってください。
2013年12月より短歌1日10首目指して更新中です。
<RSSについて>
お気に入りの詩や短歌のブログをRSSにまとめています。登録してほしい、あるいは剥がしてほしいなどのご要望がありましたらコメントまたは拍手よりご連絡ください。速やかに対応いたします。
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