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another morning

生きるように、綴ること。綴るように、生きること。

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かみさまの忘却

電波に乗って飛んでくるのは
ドライな駆け引きばかりだ
enterよりもbackspaceが
すり減っていく日々だ
目薬をさせば
涙のあとになる

そして逃げ出した 雑木林
濡れた土が言った

いいよ いいよ
生きていて いいよ

ああ 息ができそうだ


小綺麗なカフェの
コーヒーは苦かった
ガジェットを握る手の
冷や汗を拭ってた

そして逃げ出した
春の木立

昨日は木の芽だった
若葉が言った
いいよ いいよ
生きるって いいよ

ああ 前が向けそうだ

わたしはすすむ
かみさまの忘却の向こう
小さな 風を残すだろう

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言葉ありき

はじめに言葉があった、と
すればつまり
はじめに希望があった
はじめから絶望があった
理解があり
断絶があり
愛があり
自我があり
寛容があった、

人がまだ
世界を構成する養分の渦の
ひとかけだった頃から
人間らしさのすべて
伝えたい心があった

ハレルヤ!

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午後訪れた白いひかりは

君が僕にしたことは まちがっていた
僕はそれを ゆるそうと思う
そのことで 君の成功をねたんだり
そのことで 自分を憐れんだり
そのことを 人に知らせようとしたりするのは
起きてしまったことを 怒るのは
もう やめようと思う
僕は 君をゆるそうと思う

僕が君にしたことは まちがっていた
もうまっすぐに それが言える
そして忘れずにいようと思う
次にはきっと ただそうと思う 

僕が 僕にしたことも
間違っていた

それを もう 僕はゆるそう
そして きっと忘れずにいよう

もう きっと

明るいひかりの中で生きよう

そう 僕は 君をゆるそうと思う

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捨てる 2

ひとめぼれした雑貨 何度も読んでは泣いた本
一昨年の年賀状の束がシュレッダーにかかる頃
誰かがわたしのアドレスを携帯から消している

手放すことの先にあるのは
貧しさではないはず と

書き込みだらけの楽譜 古い日付の書類
子どもっぽいばかりのスカートを
ほめてくれたあの子の顔も

捨てる 捨てる 捨てる 捨てる
誰かがわたしを手放している
思い出も思いも消えていくように
たぶん 多すぎたのです

降り落ちてうずもれた物事の
腐葉土の上で
新しい空に枝を伸ばす
健やかな樹木の わたしでありたい

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ひとりあそび

月曜日 待ち合わせごっこ
駅の改札 おしゃれして佇む
来ないかな 早く 架空の約束
床のタイル数え ため息
これみよがしに


火曜日 シンデレラの姉さん
慣れないヒール 行けるとこまで
小指の悲鳴 くるぶしに血
日が沈み 帰れなくなる
夢想しながら


水曜日 海賊のお宝探し
裂いた枕に 散らばる紙くず
小さなクマに知恵を借り
見つかる きっと素敵な
引き出しを逆さに積み上げて


木曜日 あの人に会える


金曜日 街角のヒーロー
あの黒いコートの あれが悪者
写真屋の壁 肖像の秘密
逃げなきゃ そして追わなきゃ
けれどけっして目立たぬように


土曜日 密室の変死体
ガラスの瞳で天井を仰ぐ
光は向きを変えいつか暗くなり
誰も知らないままに
手足は冷え魂が腐る


日曜日 あの人に会える


ひとり積み木を塔にして
わたしの人生からまた7日分
残り時間が減ったのです

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プロフィール

HN:
かるら
自己紹介:
秋山生糸/かるら。1985年生まれ。女性。ブログを通じていろいろな方々と交流していきたいと思っていますので、コメントなどぜひお気軽に残していってください。
2013年12月より短歌1日10首目指して更新中です。

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