another morning
生きるように、綴ること。綴るように、生きること。
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不適応ワンダーランド
目が覚めてぼくは旅人になった!
(出不精でも問題ないぜって朝日がにやけたから)
羽のようなリュック背負ったら そこはワンダーランド
君が短距離走者のアヒルでも 豚のロッククライマーでも
誰も笑わない
寒がりのイヌイット
方向音痴のインディオ
うわばみのキャラバンと
コーヒー囲んで
石炭自動車の郵便やには 誰もが少し困った顔
菜食主義者のライオンは お腹を空かせてイライラ
葬儀場に赤いバラ 東奔西走のデクノボーと
ハイタッチした
(この上なく理不尽な「道理」ってやつにさよなら)
歩み去ったやつらの 不適応ワンダーランド
蟻でも歌手になったっていい 創造的な定規でもいい
僕は笑わない
こんなことのために生まれたんじゃないけど
叫ぶ牙 破ける心 こうして
生きていきたいんだと胸を張る
胸を張る
ぬくもりの
げつようの
ふとんのなか・・・
(めざましのおと、にやけた朝日)
海イグアナも木に登る世界だ!
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ことばCan投稿作品のサルベージ
(出不精でも問題ないぜって朝日がにやけたから)
羽のようなリュック背負ったら そこはワンダーランド
君が短距離走者のアヒルでも 豚のロッククライマーでも
誰も笑わない
寒がりのイヌイット
方向音痴のインディオ
うわばみのキャラバンと
コーヒー囲んで
石炭自動車の郵便やには 誰もが少し困った顔
菜食主義者のライオンは お腹を空かせてイライラ
葬儀場に赤いバラ 東奔西走のデクノボーと
ハイタッチした
(この上なく理不尽な「道理」ってやつにさよなら)
歩み去ったやつらの 不適応ワンダーランド
蟻でも歌手になったっていい 創造的な定規でもいい
僕は笑わない
こんなことのために生まれたんじゃないけど
叫ぶ牙 破ける心 こうして
生きていきたいんだと胸を張る
胸を張る
ぬくもりの
げつようの
ふとんのなか・・・
(めざましのおと、にやけた朝日)
海イグアナも木に登る世界だ!
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ことばCan投稿作品のサルベージ
シニタイの話
もうずっと、当たり前のようにシニタイは側にいる。
最初にいつ現れたのか、覚えてはいない。
3年前にはもういた気がする。
5年前にも、会っていた気がする。
10年前だったら。
もしかしたら、いなかったかもしれない。
シニタイはどこにでもいる。
駅のホームで、会社のトイレで、帰り道で、家の風呂場で。
たいてい、首のあたりに巻きついてくる。
シニタイはつるりとしていて、黒い。
ものは言わないけれど、良く動くし、形が変わる。
そして、わたしの肌より少し、熱い。
内臓みたいな熱さ。
あるいは涙、みたいな。
あは。
わたしはシニタイを抱きしめて眠る。
シニタイは柔らかく、熱く、闇夜より暗い。
最初は暑苦しいが、朝になればちょうどいい温もりになる。
夜の間、シニタイは慰めに似ている。
今日はいないな、と思う時がある。
そういう日は、肩が軽い。
視界が広く、まっすぐ前を見ている。
にんげんじゃないものが、ハイヒールをはいて歩いているような、気持ちになる。
今日はいないな、と思うと。
自分の存在すらも、疑わしくなる。
なんてね。
シニタイは、失われた夢に似ている。
意思の力にも似ている。
シニタイは滑らかで、舐めるとしょっぱい。
噛んでみれば、かすかに甘い味がする。
シニタイはそして、孤独にもとても近しい。
シニタイは、いつも側にいる。
いつからそこにいるのか、もうわからない。
肩が重い代わりに、隙間風が入らないんだと、
少しだけ笑ってもいいだろうか。
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ことばCan投稿作品のサルベージ
最初にいつ現れたのか、覚えてはいない。
3年前にはもういた気がする。
5年前にも、会っていた気がする。
10年前だったら。
もしかしたら、いなかったかもしれない。
シニタイはどこにでもいる。
駅のホームで、会社のトイレで、帰り道で、家の風呂場で。
たいてい、首のあたりに巻きついてくる。
シニタイはつるりとしていて、黒い。
ものは言わないけれど、良く動くし、形が変わる。
そして、わたしの肌より少し、熱い。
内臓みたいな熱さ。
あるいは涙、みたいな。
あは。
わたしはシニタイを抱きしめて眠る。
シニタイは柔らかく、熱く、闇夜より暗い。
最初は暑苦しいが、朝になればちょうどいい温もりになる。
夜の間、シニタイは慰めに似ている。
今日はいないな、と思う時がある。
そういう日は、肩が軽い。
視界が広く、まっすぐ前を見ている。
にんげんじゃないものが、ハイヒールをはいて歩いているような、気持ちになる。
今日はいないな、と思うと。
自分の存在すらも、疑わしくなる。
なんてね。
シニタイは、失われた夢に似ている。
意思の力にも似ている。
シニタイは滑らかで、舐めるとしょっぱい。
噛んでみれば、かすかに甘い味がする。
シニタイはそして、孤独にもとても近しい。
シニタイは、いつも側にいる。
いつからそこにいるのか、もうわからない。
肩が重い代わりに、隙間風が入らないんだと、
少しだけ笑ってもいいだろうか。
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プロフィール
HN:
かるら
自己紹介:
秋山生糸/かるら。1985年生まれ。女性。ブログを通じていろいろな方々と交流していきたいと思っていますので、コメントなどぜひお気軽に残していってください。
2013年12月より短歌1日10首目指して更新中です。
<RSSについて>
お気に入りの詩や短歌のブログをRSSにまとめています。登録してほしい、あるいは剥がしてほしいなどのご要望がありましたらコメントまたは拍手よりご連絡ください。速やかに対応いたします。
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