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another morning

生きるように、綴ること。綴るように、生きること。

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いってきます

背中から1メートル
夢をひっさげて
いってくるよ

しっぽみたいにくっついて
一時だってじっとしてない
そんな夢をつれて
いってくるよ


そして帰ってくるよ
ぐるりと旅して
君のために選んだ
色とりどりの思いを持って


さぁ

いってくるよ

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誤解

なぜだ
社会と世界と人生というもの
取り巻く時間と空間と感情
何か大きく間違えている気がする
最初に置いた石が傾いていたんだ

確証はない
けれど選択は必要だ

塔を壊して作り直すか
このまま築き続けるか

選択は不可避だ
そして変化は不可逆的だ


ああ、だけれど教えてほしい

わたしは何を間違えたんだ

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ディスカバリー

見たな 見たな 見たな 見たな
誰の声も届かぬ森に
人の目の及ばぬ湖底に
しんしんと降る
雪のような 泥のような
僕の悲しみ
見たな 見たな 見たな見たな見たな


いつか水晶になるはずだった
真っ白な雪はシロップで染められ
ダイヤモンドになるはずだった
泥はパックに使われた
君は笑い飛ばした
ふいに見つけた
僕のそれ
僕の悲しみを


なぜだ なぜだ なぜだ なぜだ


後生大事に抱いていた
過去の幻影 傷と痛み
誰からも隠してた
森の奥 水の底
降り積もるばかりの感情に
君は土足で踏み込んだ
笑顔を浮かべて


出て行け 出て行け



だけれど



踏み込んだ雪は食べられた
黒く柔らかな土が見えた
湖底のヘドロは汲み上げられて
新しい水が湧き出した


怒りのあとに
虚脱がきた
へんな気力がわいた


なんだ
お礼を言ってもいいかもしれない
そのときはじめて
僕は思った



見つけてくれて
ありがとう

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変化

人は変わる
少しずつ変わる
駅までの道
部屋のカーテン
見るもの全て 降り積もらせ
少しずつ 違うものへ

人は変わる
いつのまにかかわる
毎日 新しく会う人のように
ぼくと君はあいさつをする
ぼくたちは変わる
変わり続ける
そしてそれは怖いことじゃ ない
堕落でもない

少しずつ
ぼくと君は違っていく
感じるもののすべてを
体と心の一部にして
そうして世界と同化していく
そうして
少しずつ違うものになりながら
少しずつ 同じものへと近づいていく
一つの終着点をぼくらは目指している

そしてそれは断じて 怖いことじゃ ない
そう感じることは 諦めでは ない
あきらめ では ない

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晴れた!

つかの間だろうと
愛しいよ
あんなに荒れ狂った
風と水の上

ただじっと待っててくれた
今朝は顔を見せてくれた


あおぞら

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プロフィール

HN:
かるら
自己紹介:
秋山生糸/かるら。1985年生まれ。女性。ブログを通じていろいろな方々と交流していきたいと思っていますので、コメントなどぜひお気軽に残していってください。
2013年12月より短歌1日10首目指して更新中です。

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