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another morning

生きるように、綴ること。綴るように、生きること。

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ひたひたと夜気
一対のスピーカーが唄う
ふかふか毛布にくるまって
白い息赤い頬

今この瞬間に生成される
わたしの世界は
霧と静寂に洗われて

ちかちかと蛍光灯
音と言葉が背骨を伝う
窓を開ければ
青々と幻の空

今まだ始まったばかり
わたしの世界へ
朝は高速で近づいている

その一点から
光があふれだす

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本当は

わたしはそんなんじゃないって
叫びたかった
罰でおどすんじゃなくて
本当のわたしを見つけて
その手でつかんで
ほし
かっ


ひとつの言葉のために
生きられもするし
あのホームから
飛べたりもする
そんな
もろ



生き物だ




わたしは


今でも輝けるんだって
怒鳴りたかった
簡単にわたしをくり抜いた一言
嘘にしてしまえないとき
君にこの袖を捕まえて
いて
ほしかった


希みは

気遣わしげな
視線の前で
無力に
消え

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心臓

わたしのからだの
中心に近い部分で
わたしの意志では
どうにもならない
得体も知れない塊が
拍動している

生の真実の
グロテスクさ

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日記

デパートのコート半額
スーパーのいちご
いつもより100円安くなってた

いちご買ってかえろ
朝ごはんにしよう
夜道ぶら下げて歩く1パックまるごと

今日はもう眠ろう
明日はいちご食べよう
閉じた瞼過ぎる夜が楽しみに変わる

暖房を消して布団にもぐる
今日が終わり朝が来ること
泣かないでいられる

そう
また明日

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ある晴れた昼下がり

ある晴れた昼下がり
電車がごとごと
わたしを乗せていく…


日常に拘泥
インスタントな感動
跳ねつけた


空が 冬の枝の中で命が
歌う 光が聞こえる


ある晴れた昼下がり
乗換え駅まで
たくさんのわたしを…


人肌の眠気
ヘッドフォンの振動
投げ捨てた


風が 突き刺さる寒気に熱が
はじける 光が聞こえる


つまり
窓を開けたら
すべてが変わった

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プロフィール

HN:
かるら
自己紹介:
秋山生糸/かるら。1985年生まれ。女性。ブログを通じていろいろな方々と交流していきたいと思っていますので、コメントなどぜひお気軽に残していってください。
2013年12月より短歌1日10首目指して更新中です。

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