another morning
生きるように、綴ること。綴るように、生きること。
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ある幸福についての会話
序
プラスチック越しの温度に安堵して舌で触れては火傷するコーヒー
1
「オレの人生、全部そんな感じなんだ。かけてるメガネ必死で探しちゃうような」
「青い鳥、だね」
2
「もっとこう、きらきらしてるもんだと思ってた、幸せって」
「とんでもない、幸せは苔の色です、あと土と、朽木の色」
「墓標みたいだね」
「正しく、その通り!」
3
「だったら幸せじゃないほうが幸せかも」
「逆にね」「うん、逆に」
「だったら俺はふしあわせなのか、青い鳥だから」
「幸せで、結果としてふしあわせなんて、ふしあわせね」
4
「青い鳥だっけ。そもそものはじまりは」
「メガネかな」
「そうか。じゃ、乾杯」
「乾杯。・・何に?」
「メガネに」
「メガネに?」
「それから今、そこにあるシアワセに」
終
香気立つれもんの輪切り色変える紅茶と君と青空と午後
去
そぐわないフチの分厚いマグカップ君はコーヒーわたしは紅茶
プラスチック越しの温度に安堵して舌で触れては火傷するコーヒー
1
「オレの人生、全部そんな感じなんだ。かけてるメガネ必死で探しちゃうような」
「青い鳥、だね」
2
「もっとこう、きらきらしてるもんだと思ってた、幸せって」
「とんでもない、幸せは苔の色です、あと土と、朽木の色」
「墓標みたいだね」
「正しく、その通り!」
3
「だったら幸せじゃないほうが幸せかも」
「逆にね」「うん、逆に」
「だったら俺はふしあわせなのか、青い鳥だから」
「幸せで、結果としてふしあわせなんて、ふしあわせね」
4
「青い鳥だっけ。そもそものはじまりは」
「メガネかな」
「そうか。じゃ、乾杯」
「乾杯。・・何に?」
「メガネに」
「メガネに?」
「それから今、そこにあるシアワセに」
終
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プロフィール
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かるら
自己紹介:
秋山生糸/かるら。1985年生まれ。女性。ブログを通じていろいろな方々と交流していきたいと思っていますので、コメントなどぜひお気軽に残していってください。
2013年12月より短歌1日10首目指して更新中です。
<RSSについて>
お気に入りの詩や短歌のブログをRSSにまとめています。登録してほしい、あるいは剥がしてほしいなどのご要望がありましたらコメントまたは拍手よりご連絡ください。速やかに対応いたします。
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