another morning
生きるように、綴ること。綴るように、生きること。
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ひとりあそび
月曜日 待ち合わせごっこ
駅の改札 おしゃれして佇む
来ないかな 早く 架空の約束
床のタイル数え ため息
これみよがしに
火曜日 シンデレラの姉さん
慣れないヒール 行けるとこまで
小指の悲鳴 くるぶしに血
日が沈み 帰れなくなる
夢想しながら
水曜日 海賊のお宝探し
裂いた枕に 散らばる紙くず
小さなクマに知恵を借り
見つかる きっと素敵な
引き出しを逆さに積み上げて
木曜日 あの人に会える
金曜日 街角のヒーロー
あの黒いコートの あれが悪者
写真屋の壁 肖像の秘密
逃げなきゃ そして追わなきゃ
けれどけっして目立たぬように
土曜日 密室の変死体
ガラスの瞳で天井を仰ぐ
光は向きを変えいつか暗くなり
誰も知らないままに
手足は冷え魂が腐る
日曜日 あの人に会える
ひとり積み木を塔にして
わたしの人生からまた7日分
残り時間が減ったのです
駅の改札 おしゃれして佇む
来ないかな 早く 架空の約束
床のタイル数え ため息
これみよがしに
火曜日 シンデレラの姉さん
慣れないヒール 行けるとこまで
小指の悲鳴 くるぶしに血
日が沈み 帰れなくなる
夢想しながら
水曜日 海賊のお宝探し
裂いた枕に 散らばる紙くず
小さなクマに知恵を借り
見つかる きっと素敵な
引き出しを逆さに積み上げて
木曜日 あの人に会える
金曜日 街角のヒーロー
あの黒いコートの あれが悪者
写真屋の壁 肖像の秘密
逃げなきゃ そして追わなきゃ
けれどけっして目立たぬように
土曜日 密室の変死体
ガラスの瞳で天井を仰ぐ
光は向きを変えいつか暗くなり
誰も知らないままに
手足は冷え魂が腐る
日曜日 あの人に会える
ひとり積み木を塔にして
わたしの人生からまた7日分
残り時間が減ったのです
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南の島の太陽の下
1969.7.29
僕らが初めて月を踏んだ日
南の島の太陽の下
灰色甲羅のカメが1匹
8秒かけてまばたきをした
1985.6.30
僕のとても個人的な祝日
南の島の平らな真昼
ねじれた甲羅のカメの瞳は
その日もちょっとうるんでいた
2001.9.11
悲しみと敵意をはじめて見た
南の島の太陽の下
灰色甲羅のカメは、ふらり
紛れ込んだイグアナに
長い首を振って見せた
その間も、ずっと、いつも
飛行機が行ったり来たり
星はぐるりめぐり
サボテンは育ち 花は枯れ
ペリカンが運んできた赤ん坊が
今日は息子を連れている
24.06.2012
だけどこの日
南の島の太陽の下
眩しそうに閉じられた目が
二度と開かない
さようなら、ひとりぼっちの君
君を勝手に友達と呼んでいた
そんな者が世界中に何人もいるはずだ
迷い込んだイグアナは
いつのまにか海へ帰った
僕らが初めて月を踏んだ日
南の島の太陽の下
灰色甲羅のカメが1匹
8秒かけてまばたきをした
1985.6.30
僕のとても個人的な祝日
南の島の平らな真昼
ねじれた甲羅のカメの瞳は
その日もちょっとうるんでいた
2001.9.11
悲しみと敵意をはじめて見た
南の島の太陽の下
灰色甲羅のカメは、ふらり
紛れ込んだイグアナに
長い首を振って見せた
その間も、ずっと、いつも
飛行機が行ったり来たり
星はぐるりめぐり
サボテンは育ち 花は枯れ
ペリカンが運んできた赤ん坊が
今日は息子を連れている
24.06.2012
だけどこの日
南の島の太陽の下
眩しそうに閉じられた目が
二度と開かない
さようなら、ひとりぼっちの君
君を勝手に友達と呼んでいた
そんな者が世界中に何人もいるはずだ
迷い込んだイグアナは
いつのまにか海へ帰った
オオアリクイのうた
そんなことはうまくできません
そんなことはうまくできません
だってぼくは
人げんのきぐるみをきた
オオアリクイなのです
うつくしくなんてなれません
うつくしくなんてなれません
いいかんじのどろをみるとつい
ねそべりたくなってしまうし
くさった木に口をつっこむときの
あまい小さな虫をなめるときの
じぶんがじぶんであることの
なんというふしぎ!
とてもゆかいで
そしてみじめな
あんまりはやくははなせません
あなたにうそはつきません
それはぼくが
人げんのきぐるみをきた
オオアリクイだから
それはぼくが
人げんになろうとしてる
オオアリクイだってこといがいは
5ほんのゆびであくしゅしてみたい
草いろのきものをきてみたい
だれかのやくにたってみたい
2ほんのあしでほこらしくすすみたい
そんなことはうまくできません
そんなことはうまくできません
だけどぼくが
人げんのきぐるみをきた
オオアリクイだってきづかないで
きづかないで
わらっていてほしいのです
そんなことはうまくできません
だってぼくは
人げんのきぐるみをきた
オオアリクイなのです
うつくしくなんてなれません
うつくしくなんてなれません
いいかんじのどろをみるとつい
ねそべりたくなってしまうし
くさった木に口をつっこむときの
あまい小さな虫をなめるときの
じぶんがじぶんであることの
なんというふしぎ!
とてもゆかいで
そしてみじめな
あんまりはやくははなせません
あなたにうそはつきません
それはぼくが
人げんのきぐるみをきた
オオアリクイだから
それはぼくが
人げんになろうとしてる
オオアリクイだってこといがいは
5ほんのゆびであくしゅしてみたい
草いろのきものをきてみたい
だれかのやくにたってみたい
2ほんのあしでほこらしくすすみたい
そんなことはうまくできません
そんなことはうまくできません
だけどぼくが
人げんのきぐるみをきた
オオアリクイだってきづかないで
きづかないで
わらっていてほしいのです
プロフィール
HN:
かるら
自己紹介:
秋山生糸/かるら。1985年生まれ。女性。ブログを通じていろいろな方々と交流していきたいと思っていますので、コメントなどぜひお気軽に残していってください。
2013年12月より短歌1日10首目指して更新中です。
<RSSについて>
お気に入りの詩や短歌のブログをRSSにまとめています。登録してほしい、あるいは剥がしてほしいなどのご要望がありましたらコメントまたは拍手よりご連絡ください。速やかに対応いたします。
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