another morning
生きるように、綴ること。綴るように、生きること。
[19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29]
[PR]
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
短歌未満 ―ひねくれプラス―
1. まっすぐに大事なとこに埋めたはずのネジが取れないひねくれプラス
2. 熱出せばむしろ良いとか思うから予防接種はよけいに痛い
3. 好きじゃない人のlineのスタンプがあたしのよりもかわいい、苛立ち
4. 自販機の「あったか~い」でかろうじて補給している人間らしさ
5. 辛辣に生きていきたいハイヒール鳴らす歩幅で朝を区切って
6. 思い出に漂白剤をぶっかけて干して叩いて畳んで仕舞う
7. 放課後のリードオルガン「しんじてる」と言った少女の遠い思い出
8. わたしのため叱ってくれているという君はまがいものの神さま
9. 裏返りたい衝動だ朝の日を浴びて気持ちが悪くなるのは
10. ひきがねに指をかけてるわたしのはゴム鉄砲で君はピストル
=============================-============
引き続き習作。
2. 熱出せばむしろ良いとか思うから予防接種はよけいに痛い
3. 好きじゃない人のlineのスタンプがあたしのよりもかわいい、苛立ち
4. 自販機の「あったか~い」でかろうじて補給している人間らしさ
5. 辛辣に生きていきたいハイヒール鳴らす歩幅で朝を区切って
6. 思い出に漂白剤をぶっかけて干して叩いて畳んで仕舞う
7. 放課後のリードオルガン「しんじてる」と言った少女の遠い思い出
8. わたしのため叱ってくれているという君はまがいものの神さま
9. 裏返りたい衝動だ朝の日を浴びて気持ちが悪くなるのは
10. ひきがねに指をかけてるわたしのはゴム鉄砲で君はピストル
=============================-============
引き続き習作。
PR
短歌未満
1. あの人はかわいそうだね生たまご片手で割れないほどのやさしさ
2. あたしだって正しいものでいたかったツリーの上の星くらいには
3. 昨日までともだちだったあの子にはどんな言葉を刺してやろうか
4. 大好きなあの子をひどく傷つけることを思って鼻歌しつつ
5. 「言ってることがおかしいってわかってる?」(わかっているの、わかってほしいの)
6. あの子でも泣くことがある校舎裏わたし迎えにいってあげなきゃ
7. 優しさと毒とでできた錠剤を飲み込んでいる月の良い夜
8. 目標を殺し損ねたミサイルがあの子のうえに落ちればいいのに
9. 君のうたはたいがいいつも字足らずでわたしのはきっと今日も字余り
10. 真剣に何かを言いかけた君のまつげが揺れて「アルパカみたい」
11. 「この役者また出てるの」とか言いながら身喰いしている強がりな君
12. 寂しくて仕方ないので柿の種はんぶんずつに割ってはかじる
=============================================
習作。1日10首を目標に!
2. あたしだって正しいものでいたかったツリーの上の星くらいには
3. 昨日までともだちだったあの子にはどんな言葉を刺してやろうか
4. 大好きなあの子をひどく傷つけることを思って鼻歌しつつ
5. 「言ってることがおかしいってわかってる?」(わかっているの、わかってほしいの)
6. あの子でも泣くことがある校舎裏わたし迎えにいってあげなきゃ
7. 優しさと毒とでできた錠剤を飲み込んでいる月の良い夜
8. 目標を殺し損ねたミサイルがあの子のうえに落ちればいいのに
9. 君のうたはたいがいいつも字足らずでわたしのはきっと今日も字余り
10. 真剣に何かを言いかけた君のまつげが揺れて「アルパカみたい」
11. 「この役者また出てるの」とか言いながら身喰いしている強がりな君
12. 寂しくて仕方ないので柿の種はんぶんずつに割ってはかじる
=============================================
習作。1日10首を目標に!
不適応ワンダーランド
目が覚めてぼくは旅人になった!
(出不精でも問題ないぜって朝日がにやけたから)
羽のようなリュック背負ったら そこはワンダーランド
君が短距離走者のアヒルでも 豚のロッククライマーでも
誰も笑わない
寒がりのイヌイット
方向音痴のインディオ
うわばみのキャラバンと
コーヒー囲んで
石炭自動車の郵便やには 誰もが少し困った顔
菜食主義者のライオンは お腹を空かせてイライラ
葬儀場に赤いバラ 東奔西走のデクノボーと
ハイタッチした
(この上なく理不尽な「道理」ってやつにさよなら)
歩み去ったやつらの 不適応ワンダーランド
蟻でも歌手になったっていい 創造的な定規でもいい
僕は笑わない
こんなことのために生まれたんじゃないけど
叫ぶ牙 破ける心 こうして
生きていきたいんだと胸を張る
胸を張る
ぬくもりの
げつようの
ふとんのなか・・・
(めざましのおと、にやけた朝日)
海イグアナも木に登る世界だ!
===============================================
ことばCan投稿作品のサルベージ
(出不精でも問題ないぜって朝日がにやけたから)
羽のようなリュック背負ったら そこはワンダーランド
君が短距離走者のアヒルでも 豚のロッククライマーでも
誰も笑わない
寒がりのイヌイット
方向音痴のインディオ
うわばみのキャラバンと
コーヒー囲んで
石炭自動車の郵便やには 誰もが少し困った顔
菜食主義者のライオンは お腹を空かせてイライラ
葬儀場に赤いバラ 東奔西走のデクノボーと
ハイタッチした
(この上なく理不尽な「道理」ってやつにさよなら)
歩み去ったやつらの 不適応ワンダーランド
蟻でも歌手になったっていい 創造的な定規でもいい
僕は笑わない
こんなことのために生まれたんじゃないけど
叫ぶ牙 破ける心 こうして
生きていきたいんだと胸を張る
胸を張る
ぬくもりの
げつようの
ふとんのなか・・・
(めざましのおと、にやけた朝日)
海イグアナも木に登る世界だ!
===============================================
ことばCan投稿作品のサルベージ
シニタイの話
もうずっと、当たり前のようにシニタイは側にいる。
最初にいつ現れたのか、覚えてはいない。
3年前にはもういた気がする。
5年前にも、会っていた気がする。
10年前だったら。
もしかしたら、いなかったかもしれない。
シニタイはどこにでもいる。
駅のホームで、会社のトイレで、帰り道で、家の風呂場で。
たいてい、首のあたりに巻きついてくる。
シニタイはつるりとしていて、黒い。
ものは言わないけれど、良く動くし、形が変わる。
そして、わたしの肌より少し、熱い。
内臓みたいな熱さ。
あるいは涙、みたいな。
あは。
わたしはシニタイを抱きしめて眠る。
シニタイは柔らかく、熱く、闇夜より暗い。
最初は暑苦しいが、朝になればちょうどいい温もりになる。
夜の間、シニタイは慰めに似ている。
今日はいないな、と思う時がある。
そういう日は、肩が軽い。
視界が広く、まっすぐ前を見ている。
にんげんじゃないものが、ハイヒールをはいて歩いているような、気持ちになる。
今日はいないな、と思うと。
自分の存在すらも、疑わしくなる。
なんてね。
シニタイは、失われた夢に似ている。
意思の力にも似ている。
シニタイは滑らかで、舐めるとしょっぱい。
噛んでみれば、かすかに甘い味がする。
シニタイはそして、孤独にもとても近しい。
シニタイは、いつも側にいる。
いつからそこにいるのか、もうわからない。
肩が重い代わりに、隙間風が入らないんだと、
少しだけ笑ってもいいだろうか。
===============================================
ことばCan投稿作品のサルベージ
最初にいつ現れたのか、覚えてはいない。
3年前にはもういた気がする。
5年前にも、会っていた気がする。
10年前だったら。
もしかしたら、いなかったかもしれない。
シニタイはどこにでもいる。
駅のホームで、会社のトイレで、帰り道で、家の風呂場で。
たいてい、首のあたりに巻きついてくる。
シニタイはつるりとしていて、黒い。
ものは言わないけれど、良く動くし、形が変わる。
そして、わたしの肌より少し、熱い。
内臓みたいな熱さ。
あるいは涙、みたいな。
あは。
わたしはシニタイを抱きしめて眠る。
シニタイは柔らかく、熱く、闇夜より暗い。
最初は暑苦しいが、朝になればちょうどいい温もりになる。
夜の間、シニタイは慰めに似ている。
今日はいないな、と思う時がある。
そういう日は、肩が軽い。
視界が広く、まっすぐ前を見ている。
にんげんじゃないものが、ハイヒールをはいて歩いているような、気持ちになる。
今日はいないな、と思うと。
自分の存在すらも、疑わしくなる。
なんてね。
シニタイは、失われた夢に似ている。
意思の力にも似ている。
シニタイは滑らかで、舐めるとしょっぱい。
噛んでみれば、かすかに甘い味がする。
シニタイはそして、孤独にもとても近しい。
シニタイは、いつも側にいる。
いつからそこにいるのか、もうわからない。
肩が重い代わりに、隙間風が入らないんだと、
少しだけ笑ってもいいだろうか。
===============================================
ことばCan投稿作品のサルベージ
プロフィール
HN:
かるら
自己紹介:
秋山生糸/かるら。1985年生まれ。女性。ブログを通じていろいろな方々と交流していきたいと思っていますので、コメントなどぜひお気軽に残していってください。
2013年12月より短歌1日10首目指して更新中です。
<RSSについて>
お気に入りの詩や短歌のブログをRSSにまとめています。登録してほしい、あるいは剥がしてほしいなどのご要望がありましたらコメントまたは拍手よりご連絡ください。速やかに対応いたします。
2013年12月より短歌1日10首目指して更新中です。
<RSSについて>
お気に入りの詩や短歌のブログをRSSにまとめています。登録してほしい、あるいは剥がしてほしいなどのご要望がありましたらコメントまたは拍手よりご連絡ください。速やかに対応いたします。
最新記事
(06/19)
(06/11)
(12/22)
(12/05)
(11/28)
最新コメント
[08/24 しゆうゆか]
[08/23 かるら]
[08/21 しゆう ゆか]
[01/11 かるら]
[01/10 サヤキ]
ブログ内検索
フリーエリア