another morning
生きるように、綴ること。綴るように、生きること。
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かたみわけ
いつかそのうちわたしが死んで
押入れの中の靴箱の 押し込められた大量の
紙切れに書かれた
詩を 誰かが見つけるだろう
その人にとっては
その紙切れが理科のノートの
忘れもしない天体の授業の切れ端であっても
何の意味もないだろう
そしてそのように 書かれた文字も
ただの拙い 見るに耐えない
言葉の羅列に過ぎないだろう
それでも
破り目も汚いこの紙の上
丸っこい筆圧の強い字は
あの日わたしに突き刺さった 美しさ
初めての恋のうずき ひとり苦悩した夜
そして新たな日への決意 見つけた手の温もり
あぁ すべて
いつか わたしが死んで
押入れの中の靴箱の 押し込められた大量の
紙切れの上の わたしの
人生 誰かが見つけるだろう
それは それは わたしにください
昔 ヤマゴボウが健気に生えた
あの駐車場の隅で ひっそり
燃やしてください
そうしたら そうしたら そっと
胸に抱くように 涙を流して
受け取ります
押入れの中の靴箱の 押し込められた大量の
紙切れに書かれた
詩を 誰かが見つけるだろう
その人にとっては
その紙切れが理科のノートの
忘れもしない天体の授業の切れ端であっても
何の意味もないだろう
そしてそのように 書かれた文字も
ただの拙い 見るに耐えない
言葉の羅列に過ぎないだろう
それでも
破り目も汚いこの紙の上
丸っこい筆圧の強い字は
あの日わたしに突き刺さった 美しさ
初めての恋のうずき ひとり苦悩した夜
そして新たな日への決意 見つけた手の温もり
あぁ すべて
いつか わたしが死んで
押入れの中の靴箱の 押し込められた大量の
紙切れの上の わたしの
人生 誰かが見つけるだろう
それは それは わたしにください
昔 ヤマゴボウが健気に生えた
あの駐車場の隅で ひっそり
燃やしてください
そうしたら そうしたら そっと
胸に抱くように 涙を流して
受け取ります
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プロフィール
HN:
かるら
自己紹介:
秋山生糸/かるら。1985年生まれ。女性。ブログを通じていろいろな方々と交流していきたいと思っていますので、コメントなどぜひお気軽に残していってください。
2013年12月より短歌1日10首目指して更新中です。
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お気に入りの詩や短歌のブログをRSSにまとめています。登録してほしい、あるいは剥がしてほしいなどのご要望がありましたらコメントまたは拍手よりご連絡ください。速やかに対応いたします。
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