忍者ブログ

another morning

生きるように、綴ること。綴るように、生きること。

お気に入り詩・短歌ブログ

[52]  [53]  [54]  [55]  [56]  [57]  [58]  [59

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

いつのまにか

100ヒット超えました。100回も人の目に触れたと思うと恐ろしいですね。これをやりはじめてからmixi更新したい病がちょっとよくなってきたところを見ると、やっぱり表現欲というものが自分にはあるようです。

ということでこれからもぽつぽつ不定期更新でやって行きたいと思います。コメント、返詩その他歓迎します。昔の掲示板みたいに、返詩じゃなくていきなり単発でコメント欄に書いていただいても構わないですよ。いただいたコメントにはコメントを、詩には詩をお返しします。

それでは、これからもよろしくお願いします。

拍手[0回]

PR

ホットレモン

空気が肌寒く動くたび
薄桃色の花びらがあふれた
言葉にならない言葉のように
かなしいメッセージのように

西の空にしがみつく昼を
東天の小さな星が映す
柔らかな影がそこかしこに生まれ
諦めと同じ速さで広がっていく

花の散る季節は
浮き彫りにしてしまうのだ
孤独を
あらゆる人と自然が
苦しむ
その断絶を

「さくらのそばの自販機は
 温かい飲み物が良く売れる」

拍手[0回]

怪談

紅をひいた唇がにぃとわらって
無闇と白い歯がカタカタ鳴って
君たちわたしの寝床の上で
何やってるんだ

拍手[0回]

深夜ひとりの部屋を

目前に広がっていたはずの可能性は
ただ果てしなく続く時間の圧力に思え
現在と未来の同一性を認識するにつれ
外界は棘を生やすようになった
酸素と二酸化炭素の無意識の交換
そのように生きることもできたらいいが
素肌に巻きつけた網に金庫が絡まって
歩みのひとつひとつが苦しいのだ

深夜ひとりの部屋で 新世界を待望する

単純な2者択一でできていた時代は
裡と外で等しく死の宣告を受けた
上昇とも落下ともつかず浮遊する
引き攣った精神のひとつとなるか
或いは保護区に押し込められるか
綱の上をとりあえずは歩いていれば
それでも今日の餌は与えられる
遅効性の毒を認識しても
ここを出てどこに行こうというのか

深夜ひとりの部屋に 迷いの海を見る

深夜ひとりの部屋を 

そして

何かがノックしている

拍手[0回]

DOKAN!

あわいろの空に
ふっとい刷毛で
まっしろの線を引きたい

今日のさくらは満開で
大音量のよろこびを鳴らそう

すべて人造物も
あらゆる生命も
究極的には楽器だと悟る

不調和な音響で揺るがせて
旋律的短音階に活を入れた


炭酸檸檬
チョコケーキ
そら
しあわせな空気

拍手[0回]

前のページ 次のページ

プロフィール

HN:
かるら
自己紹介:
秋山生糸/かるら。1985年生まれ。女性。ブログを通じていろいろな方々と交流していきたいと思っていますので、コメントなどぜひお気軽に残していってください。
2013年12月より短歌1日10首目指して更新中です。

<RSSについて>
お気に入りの詩や短歌のブログをRSSにまとめています。登録してほしい、あるいは剥がしてほしいなどのご要望がありましたらコメントまたは拍手よりご連絡ください。速やかに対応いたします。

フリーエリア

最新コメント

[08/24 しゆうゆか]
[08/23 かるら]
[08/21 しゆう ゆか]
[01/11 かるら]
[01/10 サヤキ]

最古記事

ブログ内検索

フリーエリア


忍者ブログ [PR]
Template by repe