another morning

生きるように、綴ること。綴るように、生きること。

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2024/11/27 (Wed)

孤独な俺は存在する
ここにいて音楽を必要としてる
２分４５秒のチキンラーメン食ってる
孤独な俺は存在する
中生のグラスを打ち合わせても
ソバージュの髪に触れたときも
孤独な俺は存在する

孤独な魂は存在する
思えばずぅっと昔からだ
放課後の図工室　肩をすくめた
孤独な魂は存在する
白鳥は悲しからずや
歌人の絶望に共鳴する
孤独な魂は存在する

しかし

“おれのたましいは　孤独ではない”

理由もない確信があるのだ

[0回]

おれたま

孤独な俺は存在する
ここにいて音楽を必要としてる
２分４５秒のチキンラーメン食ってる
孤独な俺は存在する
中生のグラスを打ち合わせても
ソバージュの髪に触れたときも
孤独な俺は存在する
思えばずぅっと昔からだ
放課後の図工室　肩をすくめた
孤独な魂は存在する

[0回]

レディ朝ごはん

今日わたしは
ホットケーキを朝ごはんに食べたから
トーストと牛乳のいつもとは
ひと味ちがう

60％ホットケーキ
あとの半分はカフェオレ
残りはグレープフルーツ

ふわんふわんあったか
なびく髪
シロップのかおりと
鮮やかな柑橘の黄色
大人の苦味もひとかけら

ホットケーキを食べたから　わたし
あなたの棘も笑ってかわす
甘く優しい湯気がつつむ

まあるいホットケーキ
360度向けに完璧な笑顔
かかってらっしゃい　現実
悲しみをつれてても　負けない

ふわんふわんあったか
メープルの気配
とろけるバター　思い出しわらい
頭の先まで　ぬくもりが満ちる

優しくなろう　今日は
世界に幸せを渡そう
ホットケーキ食べたわたし
トーストと牛乳のいつもとは
ひと味ちがう

[0回]

身喰い

何か言いようのない寂しさに
噛み千切った右の二の腕
ケンタッキーの味はしなかったけれど
そんな手軽さ

それを　好きだ、と思う

ひとりと独りとの違いなど
とっくにわかっていた

[0回]

ゆめ

前には　何か持っていた　気がする
それは　自分のものだった　気がする

まくらの下に　押し込んだ指先
寝ても醒めてももう　うろ覚えで

機関車に　なりたいな
ギー、ガシャン
４両の列車をがむしゃらに引っぱる
機関車に　キカンシャに
なりたいな

あるようなないような明日を
うわめづかいしている

爆弾に　なりたいな
バーン、ドッカン
一瞬で光と熱に変わる
爆弾に　バクダンに
なりたいな
なりたいな…

もういっそ
伝説にさよならしてもいいと思うのです
でも手を振ったらぺしゃんこになってしまう
震える腕と脚でまだ
さかさまの世界を支えています

[0回]

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プロフィール

ＨＮ：

かるら

自己紹介：

秋山生糸／かるら。1985年生まれ。女性。ブログを通じていろいろな方々と交流していきたいと思っていますので、コメントなどぜひお気軽に残していってください。
2013年12月より短歌1日10首目指して更新中です。

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