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another morning

生きるように、綴ること。綴るように、生きること。

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最初から幸せだった

夏の日 坂の上 青空が
まるで手触りとぬくもりをもって
腕の中
こんな夜 変なぬいぐるみ
やわらかく 力なく
腕の中

空を抱く
綿の玩具をもてあそぶ
同じこの2本の手
同じように奇跡的に
その動作をするわたしの腕
ひと呼吸ひと呼吸わたしの胸
いとしいと思うわたしの心

幸せになるのは
難しかった

幸せだ、と気づいたとき
理由がわかった

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学生時代

学生なんて

毎日が日曜日
同時に茨のむしろ
何が為せるだろう?
やりのこした課題

毎晩がパーティー
思想と懊悩の交差
何に成れるだろう?
突きつける問い

毎朝が始まり
自由にがんじがらめ
何を残すだろう?
履歴書の一行


毎日が
あってないようなもの

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ひたひたと夜気
一対のスピーカーが唄う
ふかふか毛布にくるまって
白い息赤い頬

今この瞬間に生成される
わたしの世界は
霧と静寂に洗われて

ちかちかと蛍光灯
音と言葉が背骨を伝う
窓を開ければ
青々と幻の空

今まだ始まったばかり
わたしの世界へ
朝は高速で近づいている

その一点から
光があふれだす

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本当は

わたしはそんなんじゃないって
叫びたかった
罰でおどすんじゃなくて
本当のわたしを見つけて
その手でつかんで
ほし
かっ


ひとつの言葉のために
生きられもするし
あのホームから
飛べたりもする
そんな
もろ



生き物だ




わたしは


今でも輝けるんだって
怒鳴りたかった
簡単にわたしをくり抜いた一言
嘘にしてしまえないとき
君にこの袖を捕まえて
いて
ほしかった


希みは

気遣わしげな
視線の前で
無力に
消え

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テンプレ変えました

やっぱり暗い背景、小さい窓は読みにくいので冬仕様にしてみました。

「もうひとつの朝」を作っていて2007年作の詩のうつろさに驚いたので、今年はもっと明るくぎっしりした詩を書きたいと思っています。

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プロフィール

HN:
かるら
自己紹介:
秋山生糸/かるら。1985年生まれ。女性。ブログを通じていろいろな方々と交流していきたいと思っていますので、コメントなどぜひお気軽に残していってください。
2013年12月より短歌1日10首目指して更新中です。

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